2012年4月24日火曜日

で、裏を出す。

裏の裏だから表か、写真では鎚跡が残ってますが、鍛冶屋でもないのにここをコンコン打つべし!
ついでにちょっと研いでみる。
先っちょの光沢のあるところが鋼
その上のもやっとしているのが地金。
地金に黒い点がいくつかありますが、これが多いほど良い鉋だそうで、
この刃も砥石が当たったとこだけでもいくらかあるのでちょっと期待できそう。

 
 
 
 
 
 
再び裏を研いでこんなんなりました。
  
 
 
 
 
 
1〜2mmくらい砥石に当たっていればいいのでこんなもんでしょうか。
左右(脚)がチグハグなのは気になりますが、
今回は手を付けず、後は鉋台の仕込みの調整です。
それはまたいずれ。

切れ味良いといいな〜!

2012年4月18日水曜日

小田原城の骨董市に行って来ました。

古い大工道具も並んでいて、鉋(カンナ)を買って来ました。
銘が運海とありますが、刻印を打ってあるのではなく手彫されているので、これはひょっとして高価な鉋なのではと淡い期待を抱きながら買って来ました。
とは言え最初は1000円だったけど500円まで値切って買って来ました。

買った時は赤錆だらけでしたが、真鍮ブラシで赤錆を落として椿油 を塗ったのでそこそこ見られるようになってきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
刃を抜いてみるとこんな感じ。

一般的に片刃の刃物の裏側は皿のように真ん中が凹んでいて、
周辺だけが砥石に当たって平坦が確認できるようになっていますが
こいつはちょっと砥石を当ててみても刃先に当たりません。
だから当然切れません。前の持ち主はそれで手放したのかな?

裏金の銘は写真では見難いですが梅鶯とあります。
おや?